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Collection #00012 雷山(レイシャン) 衣装(袖)染め直しバージョン

本日はCollection #00011 雷山(レイシャン) 衣装(袖)の’染め直し’バージョンです。

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染め直しバージョンは以前ご紹介した際に「時間の経過と共に衣装もくたびれる」っと書きましたが、今日はもう1・2点追記しておきます。
もちろん衣装もくたびれてきますが、①着ている本人!そう、着用者もくたびれて(笑)いぇいえ、年を重ねます。当初の華やかで明るい刺繍を着続けるのがはばかられる(涙)様になる、っと染め変える。②長年着用していれば当然刺繍も汚れてくるでしょうし、藍は虫除けにも力を発揮する。こんな理由もある様です。
刺繍技法は「双針繍」(詳しくはCollection #00011 雷山(レイシャン) 衣装(袖)をご参照下さい)。モチーフは『龍』。「とぐろを巻いた龍」をはさむ様に「昇り龍」が片袖にそれぞれ3頭描かれています。

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カラフルなのももちろん素敵ですが、個人的にはこの染め直しバージョンには更に奥深さを感じ、引き込まれます。
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余談ですが、裏も美しいでしょう?針あと、藍の色むら・・・たまりません。

雷山民族衣装、染め直しバージョンの完成品はこんな感じです。

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用途・機能衣装(袖)
地域や支族雷山(レイシャン)
主な刺繍技法双針繍(シュワンジェンシュウ)
主な素材
  • 絹糸
  • 絹織地
主なモチーフ
年代1900-1950年頃
備考