Collection #00011 雷山(レイシャン) 衣装(袖)
この刺繍は、雷山地区の双針繍。2本の針を用います。撚りをほどいて(ボリュームを持たせた)絹糸をよじりながらチェーンステッチの要領で輪っこにして行き、もう1本の針(糸)でその輪っこを綴じ付けてゆくという技法。・・・チェーンステッチの要領と言っても、これがなかなか難しい・・・輪の内輪?が潰れて見えない程の細かさで重ねてゆくのですから・・・(涙)
カラフルでユニークな虎がこっちを見てます♪
鱗状に刺繍をするというそのアイディアにも脱帽です。
この刺繍も民族衣装の袖部を彩る刺繍。分かりやすい様に雷山地区の民族衣装(完成品)の写真を挙げてみます。ここで紹介した刺繍パーツが衣装の袖、白枠で囲まれた部分に組み込まれ、民族衣装に彩りを与えます。
刺した当初の見事な色使いに感嘆します。
用途・機能 | 衣装(袖) |
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地域や支族 | 雷山(レイシャン) |
主な刺繍技法 | 双針繍(シュワンジェンシュウ) |
主な素材 |
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主なモチーフ | 虎 |
年代 | 1900-1950年頃 | 備考 |
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