苗(ミャオ)族の宝物 VOL.2
2月25日
朝は米線(お米で作った麺)を頂き、例の刺繍君マーケットへ。 うーん、昨日と違ってサボイサボイ(ミャオ・施洞語:寒いの意)。 北京組苗(ミャオ)さん達の顔もあちらこちらに。 『ズオトン、いい刺繍あったか?』 『本当に古いものはここにはないねー。でも価格は北京より安いよ。』 『皆、いいものは家に置いてあって、持って来てないんだよー』。 確かに、会う苗さん会う苗さん『ズオトン、家においで、いい刺繍あるから』と声を掛けて来る。 苗 族に混ざって台湾とタイのバイヤーが買い付けに来ている。次から次へと買う買う買う。 どうやら苗にこだわらず、イ族のものも大量に買い込んでいる。 これじゃー古い刺繍がなくなるのも無理はない。。。 午前中、たっぷり刺繍マーケットで刺繍君と戯れる。
午後はTAXIをチャーターし(往復90元、約1,300円)舟渓(ジョウチー)の芦笙祭りへ。 ここ舟渓の刺繍は「板繭」といって(参考:鳥丸貞恵著「時を織り込む人々」西日本新聞社発行 2001)、沢山の蚕を板の上に置き、 自分の身体の周りに球体の繭を作らせるのではなく、板の上(平面)に糸をはかせることで一枚の大きな紙状シルクが出来る。 それを色々な形にカッティングし、色を付けたものを服や前掛けに縫い付けて出来上がる。 この繍法はここ舟渓だけのもの、大変な手間が掛かるのです。
さあ、今日は祭りじゃ! 皆着飾ってさっそうと会場へ向かいます。