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凱里に刺繍博物館誕生!! 

 

凱里に刺繍博物館誕生!
凱里に刺繍博物館誕生!

 

おおっ!!遂に誕生!!凱里に私設の「苗(ミャオ)刺繍博物館」が登場しました!
オーナーは北京出稼ぎ苗族の1人、その名も張紅宇《通称:老板娘(ラオバニャン)》。彼女は北京組みの中でも1・2を争うやり手で成功者。 いえ大成功者と言うべきでしょう。土日に開かれる藩家園(アジア1のフリーマーケット。 詳しくは“苗族・北京襲来!の巻”をご覧下さい。)にはもちろんの事、北京古玩城という巨大骨董デパートにも 店をはるつわものなのであります。彼女にまつわるエピソードは数知れず・・・

 

張紅宇
張紅宇

 

主人の会社は北京でも日系企業が100%を占めるオフィスビルに入っており、まー警備もそれ相応。誰でも気軽に入れる 雰囲気でもないのですが、彼女は彼に刺繍の販売を試みる為、フル装備の民族衣装という井出達にサンタさんも びっくりな大きな袋を抱えてやって来たのです。すかざず門衛に止められるのですが彼女は彼の名刺を振りかざし ちゃっかり侵入に成功♪大したものです。(丸の内のオフィスビル、並み居るスーツ姿の男達に紛れる”少数民族の おばちゃんの図”をご想像下さい。)今でも語り継がれる雄姿です。(苦笑)
その彼女、キャラも・・・いえ、商売の才もかなりのものでありまして、当然の事ながら審美眼・収集力・なんつったって 歴が違う歴がっ!! 良い物持ってんだーこれがっ!!今ではなかなかお眼に掛かれない代物がたーんまり!!この博物館に収められておりました。
ではここで彼女のコレクションの1部をお楽しみ頂きましょう。。。

張紅宇コレクション
張紅宇コレクション

 

んんん~唸るばかり。。。
貴州の凱里を訪れた際には是非覗いて見られて下さいまし。目の保養になりますよん。

 

凱裏紅宇民族陳列館
凱裏紅宇民族陳列館

 

※2006,11現在、残念ながらこの博物館は閉館しております。

後日談・・・実はこの後、彼女の留守中に彼女の旦那さんがコレクションの全てを上海のアパレルメーカーに売渡してしまいました。後に上海でこのコレクションが展示される施設が出来ました。