素敵な出会い!inチェンマイ

 昆明経由でチェンマイのリゾート風ホテル、「Tri Yaan Na Ros Colonial Hotel」に到着したのは、夜7時半、まだほんのりと明るい。

ホテル中庭のプール
ホテル中庭のプール
客室
客室

チェックインするやいなや、屋台を目指し、街へ繰り出す。 おっと、その前に両替両替っと。 しかーし、ホテルでは両替出来ないって。 これは予想外。。。

街の両替所で両替出来るというので、土地勘を養う為にも歩くこと約15分。 わーっ、沢山の屋台! 人がたーくさん! 麺、米線、焼き鳥、タイスキ、うまそーーー! 

でも先ずは両替両替。 しかし・・・、教えてもらった銀行へ行くも、既に閉まっている。 セブンイレブンで両替所を聞くと、歩いて20分位の所にあるとかないとか、こちらもあちらもカタコト英語。 

辺りは屋台で明るいが、空はすっかり闇色、初めての土地だけにちょっぴり不安。うーん、両替は明日という事で諦め、美味そうな屋台に思いっきり後ろ髪を引かれながらも、元来た路をとぼとぼ戻る。 

しかし、このまま、ただでホテルに帰る訳にはいきませぬ!眠れませぬ!! 

『そーだ、道すがらにあった日本料理屋さん、あそこならドルでも飲ませてくれるかも。。。』と、ここでお会いしたのが、オーナーであり店長であり板さんの佐茂和利さん、チェンマイ歴20年。

お店は季節料理『千春』。 佐茂さんは、昔、中東のヒルトンホテルのコックさんだったそうです。とても気持ちのこもった美味しいお料理と、佐茂さんの優しいお人柄、明るいお手伝いの女の子、そして昼間はご自分で美容院のお店を切り盛りしている奥様が、お店の心地よい空気を造り出し、とっても居心地がいい。 

美味しいだけでなく、こまめにサービスのお料理を皆に振舞う。 これが皆、美味いんだ!お蔭でついついビールの量が、、、またまた、日本酒に合う料理なんぞ出されたひにゃー、ついつい日本酒まで頼んでしまう。  料金も大変リーゾナブル、二人でたらふく食べて飲んで日本円で千円~千五百円程。で、地元のお客さんも沢山。 

土曜日の夕方にはお店の通り、Wualai Rd.にサタデーマーケットが出る。 こちらは地元の人向けマーケットなので、個人的にはNight Bazaarより楽しい! 

佐茂さんのお料理が食べたくて、チェンマイ4泊のうち、なんと3日連続、ここでお世話になりました!3日も通ったのに、嬉しくって、お店と佐茂さんの写真を撮り忘れました~!でも、インターネットで検索したら、ありました! そのブログ、ちょっとお借りします。

http://image.blog.livedoor.jp/living_in_chiangmai/imgs/a/b/abeccfd1.jpg

 

北京に帰って来てからも、「あ~、千春が北京にあったらなー」

住所は32-34 Wualai Rd.T.Haiya A.Muang Chiangmai 50100 tel:053-271167

チェンマイ門から歩いて5分、「Tri Yaan Na Ros Colonial Hotel」から歩いても5分。 郊外にある山水というお店は佐茂さんの一号店だそうですが、そちらはタイの人達に任せ、佐茂さんはほとんど千春にみえるそうです。 もし、チェンマイで日本料理が食べたくなったら、是非!のお薦めのお店です。

 

 

『太陽と精霊の布』、この本は貴州省の学校をもう5年以上に渡り見守り、サポートして下さっている札幌のyoyoさん(手作り館:http://www.asahi-net.or.jp/~cy4y-un/index.html)が送って下さった、私の大好きな本。 

染色家、瀧澤久仁子さんのアジアの布コレクションが紹介されている。 その中には苗(ミャオ)の刺繍も。 チェンマイへ行くという話をyoyoさんにしたところ、『雅瑞さんの事ですから、瀧澤さんの工房を訪れるのでしょうね』との、突然の思いがけない、夢の様な話に、もしかしたら、、、との想いがはせる。

早速、インターネットで瀧澤さんを検索させて頂くが、どうしても工房の住所が見当らない。情報の中でアトリエトムさんが、瀧澤さんの工房を訪れたというお話が掲載されていたので、失礼承知でアトリエトムさんに電話をさせて頂いた。。。すると、とても丁重に、瀧澤さんの東京事務所の連絡先を教えて下さった! そして、東京事務所に連絡させて頂き、ついに工房の住所、連絡先をゲット! 

後で知ったことだが、この際、大変丁寧に応対下さり、連絡先を教えて下さったのは瀧澤さんの妹さんだった様。さあ、ご縁があればお会い出来るとの想いで、いざチェンマイへ!

昨夜は、素敵な「千春」の佐茂さんと出会い、美味しい日本料理とタイのビールで、良い夜だったなー。さあ、チェンマイ活動第一日目、無事両替をし、予約が取れていなかった大晦日のホテルを確保し、先ずは安心、安心。  

今回、我らのメインイベント、早速、瀧澤さんの工房を探す事に。見付けるのは、きっと難しいだろうな、と思いながらもご縁を信じ、お爺さんの運転するトゥクトゥクに乗る。 住所を見せたが、ちょっと自信なさそう。 案の定、「この辺りだ」と言うが、分からない。

携帯で瀧澤さんの工房に電話し、お爺さんに聞いてもらうが、向こうはタイ語で喋っているのに分からない風。。。 ダメだな、こりゃ。 

でも、お爺さんは、そろそろとトゥクトゥクを走らせる。  そして、公衆電話の所で止まり、瀧澤さんの工房に電話する。 どうやら、さっきは携帯の向こうの声が聞こえなかったらしい。 

電話を切ると、「あっちだ」と言い、トゥクトゥクを走らせる。 本当に分かったのだろうか。。。 角を曲がると、道の先に一人の女性が門の前に立っている。

トゥクトゥクはその方の前を走り去る。。。 しかし、私は感じた。 あの方だ!そして、その女性もトゥクトゥクに向かって手を振っている。お爺さんも気付き、ユーターンをし、その方の元へ。 

お爺さんにお金を払うと、紙を貸せという。 中国に慣れている私は、お爺さんが紙に追加金額を書くものと思い込み、戦闘体制、支払い拒否の英語を考え始める。 すると、何かタイ語で書いた。 

瀧澤さんの工房の住所をタイ語で書いてくれたのだ。 「今度、来る時はこの住所を見せれば分かる」と。 ガーーーン、なんてこった。自分がとても卑しく思えた。。。 タイ人の優しさに完敗。

日本で、足の骨を折られたと杖をついてみえるのに、門の外で我々を待って下さっていた瀧澤さん。お会いした時から、我々は瀧澤さんのとても自然な心地よい素敵なオーラにすっぽりと包まれていた。

そして、突然の迷惑な訪問者である我々に、裏庭の染色の為に5年も黒檀の実を漬けた壺や染色の方法を丁寧に説明して下さった。 

更に、風通しの良い、とってもシックなランナータイ王朝の雰囲気を漂わせる高床式建物に上がらせて頂き、そこで色々なお話をお伺いする。 

瀧澤先生
瀧澤先生

幼少の頃から古いものがお好きだったというお話、どの様に布や染色に接してこられたのか、チェンマイでの生活はもう20年、その間ご自宅付近の変わりよう、昔のNight Bazaar、毎週金曜日だけ開かれる雲南マーケット、そこで買える日本と同じ様な食材、そしてチェンマイ郊外のお寺で大学の先生が13年前から始め、今も毎年秋にとり行われるれる織物のお祭りのお話等など。

お話を伺っているうちに、胸の内からこみ上げるものを感じ、涙を抑える事が出来なかった。 魂が震えているのを感じた。 こんな方の染められた布はどんなに温かく、優しいだろうか。

庭に、風に揺れながら光る美しい一条の織を干していた。 とても繊細でいて温かく、柔らかい。 瀧澤さん様だと思った。

瀧澤さんのアジアの布コレクションを展示する展覧会が、今までに千葉市美術館、宮城県美術館で開催された。 今年は愛媛県と京都、そしてフランスで開かれるそうだ。  ガラスケースの中に入れない展示をする為、大工さんに入ってもらい、展示用のやぐらを造って頂いたそう。  素晴らしい! 

織物や刺繍はガラス越しには伝わらないものがある。 織物や刺繍の立場に立って考えられる方なのだなー。是非、見てみたいと思った。 うん、今年は愛媛に行こう!

我々が苗(ミャオ)の刺繍を少しばかりコレクションしているという事を知り、日本から帰って来た、綺麗に梱包された沢山の展示物を「自由に見て下さい」と、見せて下さろうとする。 そんな、とんでもない!お断りすると、ケースの一番上に入っていた服の梱包を解き、見せて下さった。  

苗だ! それは、瀧澤さんの本にも載っていた海南島苗の服だった。やはり、本では伝わってこなかった、温かさ、時間が造り出した素敵な風合い、そして、とても大事にされていて幸せだという刺繍君の喜びが伝わってきた。

1週間前に日本から帰って来られたばかりとの事。 お会い出来て、本当に良かった。 

 

素敵な出会い!inチェンマイ。 また、必ず来たいと思った。

皆様のご健康と益々のご発展を心よりお祈り致します。。。