すべての記事

苗(ミャオ)族の宝物 VOL.1

再び貴州省へ。 『新しい展開 VOL.4』でご紹介しました様に、子供達は公立の小学校へ行く事に。 春節が明け、田舎に帰って家族と相談して来た子供達も台江に戻って来ました。 馮金国から電話で『榜は、もう大きいので「小学校には行かない」と言っている。なので、もう刺繍学校には来ない』って。

ちょっ、ちょっと待ったー。 現在、この刺繍学校の財源の殆どは、ご協力頂いております会員の皆様からの奨学金と こちらもご協力により古い刺繍を販売した収益金の一部で成り立っております。  しかし、目標は子供達自身の刺した刺繍やその刺繍でコースター、ブックカバー、バックなどを作り販売して得た収入を 学校へ還元し、それで成り立たせる、という事なのです。 榜 は刺繍学校での時間は短いですが刺繍は一番上手。  その榜がいなくなるのは刺繍学校にとっても大きな痛手。 さて、どうしたものか。。。

榜の刺した刺繍
榜の刺した刺繍

今回は、子供達が学校に通うにあたっての相談、二人の新入生紹介、また、運良く初十七(春節から数えて17日目)から3日間、 舟渓という所で芦笙のお祭りがあったので、こちらの方もちらっと覗いて来ました。  併せて、以前舟渓の青曼洞という所を訪れた時、日本人(横浜の方)が寄付して建設中なのだという博館があった事を思い出し、 足を伸ばしてみました。  

題して『苗(ミャオ)族の宝物』 はじまりはじまりー

2月24日

寒いだろうなと分厚いダウンジャケットを抱えて覚悟して来たのに拍子抜け、嬉しい半袖日和! 今回は凱里賓館に泊まってみる事に。 ルームチャージはもともと298元だが、この時期は閑散期なので1泊150元との事。(高い!以前泊まった鴻祺賓館、 今日は110元と言っていた。)3泊するので安くならないか交渉したところ、1泊120元になりました。  まあ、こんなとこかな。。 部屋は鴻祺賓館より広め、お客さんが少ないせいかあまりいい『気』を感じないが、泊まり心地は、まあ快適でした。 難を言えば、隣のカラオケが夜中までうるさい。プラスポイントはここの門の所にある『金口岸』というレストランは苗族料理、ィ同(トン)族料理がリーズナブルで美味しい! 初めて食べたのですが、寿司の祖先のなれ寿司をあぶったィ同(トン)族料理、酒の肴に絶妙でした! ガンボンガンボン。

れから、凱里賓館の敷地内にテニスコートがあって、ご近所の中高年の方々がテニスに興じているのが中国では大変珍しい 光景で、高感度Good。 僕も仲間に入れてもらいたいなーと金網の外から見ていると、一人のおばさんが小さいワンコロを連れて登場。  『あなたも中に入って来なさいよ』 『ありがとう』と遠慮する。 おばさんも早速、テニスを始めるが・・・   このワンコロが足にまとわりついて、ふんずけそう。 

ワンちゃん登場!
ワンちゃん登場!
コートの中を走り回るっ
コートの中を走り回るっ

そこで紐でしばるも、暴れて自分の首に巻きつけてしまう。危ない危ないっ。 で、僕がお目付け役に。ワンコロと一緒にテニス観戦と相成りました。 

小母さん応援中~
小母さん応援中~
小母さん奮闘中~
小母さん奮闘中~

その後、おばさんと交代し念願の仲間入り。おじいさんとテニスをしました!
さあ、一汗かいたので早速、刺繍君達が待っている苗さん宅家庭訪問開始!そこには刺繍君達だけでなく、苗族の宝物達も待っていてくれました。 この日は夜まであちこち苗さん宅を徘徊したのでした。

苗の宝物 その1
苗の宝物 その1
苗の宝物 その2
苗の宝物 その2