Collection #00019 侗族 (ドン族)・背蓋(フード)
Collection #00008でもご紹介した侗族の背蓋。本日は別パターンの渋~ぃバージョンを。
こちらは井形をデザインした刺繍。
この刺繍の恐るべき特徴は・・・裏に針目が出ていない部分があるのですっ!分かりやすい様に同じ部分の表と裏を並べて載せてみます。
まずは表。
地布の紺が走っている部分も表にはしっかり刺繍があるにも関わらず・・・菱と菱とを挟む部分を規則的に、意識的に針を裏迄貫通させず、布表面をすくながら刺し進むという驚異の技。
見えない裏までに至るこの美意識。
中国結でこしらえた布ボタンで、背帯(ねんねこ)と連結・脱着出来る工夫も光ります。
用途・機能 | 背蓋(フード) |
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地域や支族 | 侗族(ドン族) |
主な刺繍技法 | 不明 |
主な素材 |
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主なモチーフ | その他 |
年代 | 1900-1950年頃 | 備考 |