収穫の秋
スポーツの秋、読書の秋、私にとりましては、秋風を感じながら外でちびちびやる、一杯の秋、いえいえ十杯の秋。 そして苗(ミャオ)さん達にとりましては何より収穫の秋なのであります。
あちらこちらで刈入れ、脱穀の様子を目にします。 この風景、日本と同じ! 今日は、ここ貴州、苗族の村での刈入れ後、脱穀の様子をご紹介致します。
こちらではお母さんたちも・・・
田植えから刈入れ、脱穀、運搬、全てが手作業
貴州省で見かけたほとんどの場所が、脱穀にこの方法を使用していました。 ただ、省都の貴陽に近づくと、時々足ふみ式の脱穀機を使っている姿も。
6300年前から中国の長江(揚子江)流域で稲を栽培し魚を捕っていたと言われる苗(ミャオ)族。4200年前頃、長江以北地域の寒冷化という気象変動による漢民族南下に伴い、漢民族に追われ一部の苗は雲南省、貴州省へ逃れ、また一部は長江を下り台湾、そして日本へ辿り着き、稲作を日本へ伝えたとの説もある苗族(「古代日本のルーツ 長江文明の謎」 安田喜憲著より)。と、いうことは日本でも昔、この木の枡を使っていたのでしょうか。。。
稲作の最大の目的はなんといっても収穫、その収穫に使われる木の枡は苗族にとって大変特別なものなのでしょう。 そのデザインが彼らの織り布の基本デザインにもなっています。
〔今月のおまけ〕
10月1日は凱里の芦笙祭り。 苗の娘さん達、朝早くから踊りの練習に余念がありません。
さぁて、お陰様で、また二人新しい仲間が増えました!
二人とも、来たばかりで少し緊張気味でしたが、皆優しいから直ぐに刺繍班の生活に慣れると思います。
よろしくおねがいしまーす。
現在、刺繍班生徒は皆様のお陰様を持ちまして合計10名、皆、元気です!