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Collection #0004 施洞(シードン) 衣装・(袖・青)一部

施洞刺繍Part2.前回アップしたのはオリジナルの赤バージョン。
苗刺繍の面白さは、技法の豊富さ・緻密さ・デザインの豊富さ・・・色々ありますが、‘色の妙‘というのも忘れちゃーならないポイントの1つ。
本日は、長年に渡り着用し、少しくたびれてきた衣装を藍甕にザブンっと漬け込み、藍色に染め直したものを更に何年も何十年も着続けてゆくうちに、・・・藍も抜け落ち、下地の赤が透けて見え、グラデェーションを生す。溶ける様な見事な経年変化を見てとれる青バージョンのご紹介です。

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苗族の祖と謳われる蝶々が見事な羽を広げています。

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・・・うっとりします。

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用途・機能衣装(袖)
地域や支族施洞(シードン)
主な刺繍技法剪紙破線繍(ジェンジィポーシェンシュウ)
主な素材
  • 絹糸
  • 木綿織地
主なモチーフ
  • 人(先祖)
  • その他
年代1900-1950年頃
備考赤刺繍を後に藍染め重ねした色合い