Collection #0006 織金(ジージン) おくるみ
織金地区の刺繍は、苗(ミャオ)の中でも独特な 西洋チック?ヨーロピアン?中央アジア?の様なデザインが特徴的です。おくるみ(赤ちゃんをくるむ布)は、長方形で刺繍部分は2部構成。上部に小ぶりの四角が2ヶ所、下部に大きく1ヶ所の四角で囲まれた部分が有り、色合いや技法は様々ながらこの基本構成は織金地域おくるみの規定パターンの様です。
2本の糸を用います。①1本の木綿糸(太目のしっかりした白糸)を芯にし、固定②もう1本の糸(絹や綿の細目の色糸)は1方の端に重石を吊るしておいて、③①の芯糸の周りに②の糸をまとわせる(巻きつける)形で回転を掛け続ける→④重石の回転動力を利用して芯糸の周りに色糸が捲き付きコーティングされた糸の出来上がり。=捲針繍(チャンジェンシュ)で、細かい花模様をびっしりと描いています。
赤地に赤糸で刺しているので、一見すると模様に気付かない程の細かさです。
シルクロードの香りがする織金刺繍。
まるで花畑に包まれる感覚です。
用途・機能 | おくるみ |
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地域や支族 | 織金(ジージン) |
主な刺繍技法 |
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主な素材 |
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主なモチーフ | 花 |
年代 | 1950-2000年頃 | 備考 |