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移転・移築中の「禾苗刺繍学校」。その後④ 2015,11,18

遅々として進まない工事、雹(ひょう)の被害、・・・悪いニュースしか届かない移転騒動でしたが、
2015年11月、かの地から嬉しいニュースが飛び込んで来ました!!

施設全体としての完成は未だの様ですが、禾苗刺繍学校の母屋は完成。そこに、地域の公立「施洞中学校」の女生徒達が訪れて、授業の一環としての苗カリキュラムが始まったそうです。

学校を立ち上げた当初から、『地域の苗族を巻き込んだ、苗による苗文化継承を目指した(目的とする)核となる施設の役割を担って欲しい』と、強く望んでました。蒔いた小さな種から、今、芽を吹き始めたのです!!
刺繍授業1

この広い部屋が活かされています。

刺繍授業2

刺繍の先生は地域の苗叔母さん♪

刺繍授業3

かつては苗の文化で、女達 皆がたしなみとしてさしていた刺繍でしたが、時代の流れで学校に通う様になった娘達は今ではほとんど針を持たなくなった現実。

2001年から禾苗刺繍学校で生徒達に技を繋いでもらっていましたが、いかんせん、生徒達の受け入れ人数には限りが有りました。(食・住・学 を全てまかなっておりましたので)

しかし、地元中学校の女生徒達が授業で通ってくれるとなれば、これで一気に刺繍継承者の裾野が広がります。

我々の夢が又1つ、かたちになりました。